阿修羅の呼吸と身体 身体論の彼方へ

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<説明>
21世紀という身体の世紀を身体(身体知)と言葉(頭脳知)で正しく理解するために、身体を限りなく広く、限りなく深く探求した待望の書。 「行法と哲学の一致」を標榜する身体哲学者による実践的にも理論的にも全く新しい身体の世界を構築!西洋と東洋の身体観、身体論の画期的な統合!

-本文より抜粋-

身体について総合的あるいは本質的に語ることはやさしくない。
それは身体が、さまざまに見え隠れして、単に身体の専門的分野である医学、スポーツ、・・・・・といった世界に限らず、旅行、料理という日常生活に組み込まれ、ほとんど無意識に身体を使っている領域、つまり文化や芸術、テクノロジーなど、人間の知性や精神が存在するあらゆる場、およそ人間の存在するいたるところに大木の根のように根を下ろしているからである。
それはまた、現実としてのリアリティーの場だけに限らず、ヴァーチャル・リアリティーの場にも、またフィクションの世界にも観念の世界にも根を下ろしている。
しかもそれが、現代人の関心の中心である個人(個体としての身体)という領域だけに限らず、いや個人という領域を超えた社会的、政治的、さらに時代的な広がりの中で生じ(誕生し)、人間の歴史に深く根を下ろし、最終的には超越的な未来の時空に向けて飛翔(回帰・消滅)しようという人間のすべての営為と宇宙を支えているものだからである。